防寒ジャンパーは着る人の体温を一定に保つことが何よりも重視されます。
低温の外気に耐えられることが防寒ジャンパーに求められる品質ですが、おしゃれなデザインであることも重要な選択肢です。
バートルは古くから実用性とファッション性を両立させた作業服メーカーとして知られています。長く愛用するためにもバートルの防寒ジャンパーを上手に選ぶ方法や材質ごとの違いについて学びましょう。
古くから多くの人に支持されていた作業服メーカー
バートルは1958年に広島県で設立された衣料メーカーです。当時はクロカメ被服株式会社の名称で業務を行っており、作業服の製造と販売が主な事業でした。作業服は用途の性質上、頑丈な作りであることが重視されていましたが、あくまでも実用的な衣服であり、美しさを表現するデザインについては二の次だったのが当時の常識だったのも事実です。
多くの衣料メーカーが販売する作業服は実用的ではあったものの、どれも画一的なデザインであり、他の衣服のような個性的なデザインはほとんどなかったと言っても過言ではありません。そのような状況の中、バートルが手掛けた作業服は実用性を保ちつつ、ファッショナブルなデザインだったことから注目を集めました。
それまでは生地が頑丈で破れにくい、強固な作りであることが作業服における常識であり、デザインについてはあまり考慮されていなかったのが実状でした。そのような中でバートルは作業服も衣服であり、デザインに気を配るべきという考えに基づいた新製品を幾つも販売したのです。
おしゃれなデザインの作業服はそれまでの常識では考えられない、非常に画期的な物でした。注目を集めると共に人気も急激に上昇し、おしゃれにこだわる若年層を中心に支持されるようになったのです。価値観の多様化に伴い、作業服でもおしゃれに着こなしたいと考える人が増えるとバートルの製品はさらに多くの人から愛されるようになりました。
現在でもバートルは作業服市場において、スタイリッシュなデザインの代名詞になっています。
女性向けの作業服を手掛けたことも市場で好まれた理由の一つ
バートルが作業服の人気メーカーとして周知されるようになったのはおしゃれなデザインにこだわった他、女性向けの作業服を販売したことが挙げられます。今でこそ女性が工事現場や工場など、作業服を着る現場で働くのは普通のことですが、バートルが創業した当時は女性が肉体労働に従事するのは非常に珍しいことでした。
道具類や衣服はそのほとんどが男性の体つきに合わせて作られていたため、男性よりも小柄なことが多い女性にとっては大きすぎるので扱いにくいのが問題になっていたのです。作業服も同様であり、男性用の小さいサイズの物を女性が着用していました。
しかし、男女はボディラインが異なるので、サイズ表記が同じでも実際の着心地は大きく異なっていたのも事実です。衣服はボディラインに沿って形状が決められているため、女性が男性用の作業服を着てもぴったり合うことはほぼあり得なかったとされています。
着心地が悪いだけではなく、体を動かしにくいことから思わぬ事故に見舞われるリスクが増大していたことも問題になっていました。バートルは業界では珍しく、早期から女性向けの作業服製造に着手していたメーカーです。
実際に販売すると、それまで男性用の製品を無理矢理着用していた女性の労働者から高く支持されたことにより、短期間で品切れになるほどの売り上げになりました。女性用の作業服ならバートル、というイメージが定着したのは早くから女性の社会進出に合わせて商品展開を行った先見の明の結果と言えます。
バートルの防寒ジャンパーが寒さに強い理由
防寒ジャンパーは冷たい外気から体を守るための衣服なので寒さに強いのは当然と言えますが、中でもバートルの製品は保温性に長けていることから多くの人に愛用されています。
初めて作業服を着る人から現場仕事に慣れているベテランまで、幅広い層に支持されているのがバートルの特徴です。
バートルの防寒ジャンパーは非常に細い糸で編んだ生地が使われているので気密性が高く、体温が籠りやすくなっています。また、空気の層が形成されやすいことから遮熱効果が保たれ、外気の影響を受けにくくなっているのです。
保温性と遮熱性の相乗効果により、バートルの防寒ジャンパーは様々な防寒着の中でも特に快適な着心地であり、高品質と評価されていると言えるでしょう。
素材ごとの扱い方の違いについて
防寒ジャンパーなど作業服に使われている生地は大別すると綿や麻などの天然繊維と、ポリエステルなどの化学繊維があります。どちらも長所と短所があり、一概にどちらが優れているとは言い切れません。天然繊維は熱に強いことから火花が飛ぶ現場に適しています。
また、摩擦や引っかけにも強いので鋭く尖った物を扱う現場では天然繊維の生地で作られた防寒ジャンパーを選ぶのが賢明です。一方、化学繊維は非常に軽量であり、体の動きも阻害しないので頻繁に移動する現場での使用に最適です。
気密性も高いので気温が低い屋外でも快適に着こなすことができますが、熱に弱く引っかけで生地が破れるリスクも高いことから現場によってそれぞれを選ぶ工夫が求められます。バートルはどちらの製品も扱っているので、用途に応じて使い分けることが可能です。
選択肢が多く用意されていることもバートルが高く支持されている理由の一つです。もちろん、デザインも多彩なのでスタイリッシュな一着を選ぶ楽しみもあると言えるでしょう。
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防寒ジャンパーの正しい洗い方
防寒ジャンパーは他の衣服と同様、家庭用の洗濯機で洗うことができます。しかし、製品によっては生地の内側に綿を入れている物や、シワになりやすい生地が使われている物があります。型崩れや生地の縮みが生じることから、乾燥機で乾かすことはできません。
固く絞って水気を取り除いた後は形を整え、陰干しを行います。また、色落ちの可能性もあることから他の衣服とは別に分けて洗うのが賢明です。ポケットのボタンやファスナーなどの金具が洗濯機を傷めるおそれがあるので、ネットに入れるなど衝撃を緩和させる工夫も必要になります。
防寒ジャンパーは高品質でおしゃれな物を選ぶのが長く愛用する秘訣
防寒ジャンパーは作業服の中において、寒さから体を守る用途に特化しています。保温性や遮熱性に富んでいることが何よりも重要ですが、おしゃれに着こなすことができるスタイリッシュなデザインであることも無視できないポイントです。
バートルの防寒ジャンパーは防寒着としての品質が高いだけではなくファッショナブルなデザインが特徴なので、長く愛用することができます。
参考サイト：バートル防寒着
https://www.l-m.co.jp/work/burtle/warm/